言葉じゃない“感覚”が、画面に浮かび上がる瞬間─

ハイキュー

──影山が空間を支配するまで『戦線』で震えたシーンたち

春高初戦、椿原学園との試合。
日向のシューズが入れ替わるというハプニングもあって、なかなかセットアップが合わないまま、

点差も縮まらず、試合は進んでいった。

私がこの回で心を奪われたのは、
“影山の照準が合うまで”のあの描写たちだった。

影山の「感覚世界」×日向の「見えない確信」=“照準が合った瞬間の美しさ”

いつものようにプレーしているはずなのに、
影山のトスが微妙にズレる。
それは技術の問題じゃない。空間との“違和感”だった。

初めての広い会場、照明、天井の高さ。
セッターである影山は、絶妙なセットアップができる人。
この照明が曲者だったのかな──

セッターって、こんなにも“空間そのもの”と向き合ってるんだ…って思った。
でもこのときばかりは、“照準”を定めきれなかった。

彼は上を見上げる。

「今のはボール半個分短かった」

うわぁ…半個分かぁ…そんな感覚なんだ…あの美しい眼差しで言うわけよ

「高い……」

「もう少し……」

そのときの影山の表情が、妙に印象に残っている。
焦っているわけでも、怒っているわけでもない。

ただ静かに、空間に自分の感覚を合わせようとしている。
言葉で説明できないけど、

「あ、この人いま、世界を“調整”してる」ってわかる感じ。

あのときの目が、表情が、なんだか美しくて、目を離せなかった。

(美しい言いすぎだよね…だって美しいんだもん)

「よし…だいぶいい…」

チラッ

ゆっくり目線を落とす。

目線の先には日向が。

そんな影山に、目で訴える日向。

「トスくれ。トスくれ。トスくれ。トスくれ。トスくれ。トスくれ。トスくれ。トスくれ……」

数えたら13回😂
13回も、目で語る日向🤣

これ口には出してないんだよw

この心の声が面白い。顔も面白い。

「焦ってる」でもなく、「打ちたいだけ」でもなく、
ただ、

ただ、影山の“整う瞬間”を、信じて待ってる。

烏野コート内にいるみんながそうだったんだけどね。

白黒で描かれる“感覚”の照準

そして、あの瞬間が来る。

そしてあの音楽ですよ。(デデッ♪デデッ♪タリラララララ♪

白黒に切り替わる視界──影山の頭の中。

一足踏み出したその先、
空間が線で区切られて、スナイパーが照準合わせるときみたいな、あの世界。

「ドン ピシャ」

影山が、そう言った。
ひとこと。

でもこの一言には、たくさんの意味が込められていたかと思う。

📌 “合った”という確かな感覚
📌 自分の中にある“答え”への確信
📌 失われていた“感覚”の再起動
📌 チームとの接続がもう一度つながった証

たったひとことだけど、
その裏側にあった“整える時間”があったからこそ、
この「ドン ピシャ」で輪郭がくっきりした。

感覚と信頼が交わった、言葉では追いつけない一瞬

白黒で描かれた空間。
言葉じゃない“感覚”が、画面に浮かび上がる瞬間。

日向の「見えない確信」と、
影山の「感覚世界」が、
ぴたりと重なった。

あの一連のシーンは、
見えないはずの世界が、見えた瞬間だった。

言葉では説明できない感覚が、画面越しに届いた瞬間だった。

「おまたせしてすみません」

この影山の格好いいことよ。
(感情のままにいったら、くっっそかっこよすぎる、まじでっ…なんなのっ🤦‍♀️)

その後ろにスパイクを決めた日向。

「くぅぅ〜っ」

ここね、ぐぅぅ〜っにも聞こえる。

この日向の気持ちよさそうな顔がめちゃ可愛いw

これだから、私は『ハイキュー!!』から離れられない。

※本文中のセリフは一部抜粋・要約しています。
※引用元:『ハイキュー!!』 古舘春一/集英社(アニメ『ハイキュー!! TO THE TOP』シーズン4 第10話「戦線」より)

🧠静かに語ったけど…

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