不安とともに過ごした3週間
大きい病院で見てもらうまでに時間がかかった。
どこで受診するか迷ったのだ。
東京の病院で手術前提で診てもらうか、
まずは地元の病院で検査してもらうか。
結局「とりあえず地元の大きい病院へ」という選択をし、予約は3週間後。
その間、不安ももちろんあったけど、「もう、好きなことをやろう」と思った。
好きなものを追いかけ、好きな音楽を聴いて、
“好きを深掘りする”時間を過ごした。
実は、あまり趣味が続かないタイプ。
ちょっとやってはやめるを繰り返すのがデフォルトだ。
でもその3週間は、短くても“自分の好き”に没頭できた。
そして迎えた病院受診
血液検査、心エコー、心電図など、一通りの検査。
半日かけての検査のあと、いよいよ結果。
その前に「これまでの経緯を教えてください」って言われたんだけど――忘れた。
いやほんとに。「あれ?いつだっけ?」みたいな(笑)
むくみがあったのは覚えてる。でも細かいことは飛んでしまっていた。

「特に問題ありませんね」
え?……え??
拍子抜け。
「あれは何だったの?」
「私、なにしに来た?」
みたいな感覚(笑)
先生もどうしようかなみたいな。
でももちろん、安心感は大きかった。
心不全って治るのか
先生いわく「状態による」とのこと。
たしかに自分も、むくみが強かった時期があってその時に検査した。
全身がむくむと心臓も多少大きくなることもあるらしい。
でも水分が抜ければ落ち着くし、自分の場合は若干逆流がある(あるのかな?)程度で、
そこまで心配することはないようだ。
薬も通院も不要
薬なし、次回診察なし。
「通院するまでもない、まぁ…経過観察もいるかな?」という判断。
つまり――「なんでもない」。
拍子抜けするくらいあっさりした診断だったが、
“なんでもない”って、最高の診断名なのかもしれない。
で、待ち時間になにしてたかっていうと
なんでこうなったのか、自分でもわからない。
たしかに心不全だったはずなんだが。
でもあの3週間

「どうせ長くないなら笑って過ごそう」
って思った。
実際、楽しかった。
“好きを深掘りする”ことをしていたら…
…そう、出会ってしまった。
一郎さんに。
(この話はまた今度w)